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◆「井川地域特派員ニュースNo.18」 ~井川巡りで発見!~
◆静岡市では、ユネスコエコパークに登録された「南アルプス」井川地域の魅力や旬な情報をお届けするため、地域特派員として"みっきーさん"にお願いしています。(みっきーさんは井川に移住体験中)☆
さて今回は、井川の魅力満載!秋の井川巡りの様子についてレポートをいただきましたのでご紹介します☆
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太陽の陽射しも和らぎ、どこからか秋の風が吹き始め、井川も秋に包まれ始めています。
耳をすませば、虫の声が。
ふと見れば、すすきの穂に羽を休める赤とんぼ。
いつの間にか、栗や柿の実もたわわになっています。
自然の恵みをいただける喜ばしい季節がやってきましたね!
そんな秋が訪れ始めた井川を、今日(9月4日)は一服会のお母さん方と一緒に巡りました。
遊覧船に乗り、井川ダムを見学、廃線小路を歩いて、お昼はアルプスの里で手打ちそばを食べる!といった、遊覧船と廃線小路を組み合わせて周遊する(ダムの工事も終わり、本村とダムサイトを繋ぐコースも再運行しています。)、井川を訪れる方にいつもお薦めする井川巡り定番コースです。
が、意外にも「遊覧船や、廃線小路は初めて!」というお母さん方が多かったのには驚きました。
そっか!そういえば、私も遊覧船で周遊するのは初めて!
静岡にいて富士山に登ってないというのと同じですかね。(因みに私は登りましたが(笑))
また、地元の方とこんな風に井川巡りをするのも初めて!
なんだか新しい発見がありそうで、ワクワクドキドキ。
さぁ、井川旅の始まりですよ~
まずは、本村の渡船場から船に乗り、ダム展示館のあるダムサイトまで井川湖船の旅です。
船は、井川大橋まで周遊してからダムサイトに向かいます。
いつもは村の向こう側に見ていた井川湖を今日は目の前にして、その向こうに井川の集落が見えます。
なんだか、海の上に浮かぶ港町のようで、昔海岸沿いに住んでいた頃を思い出しました。
ちょっと視点を変えると、また違った井川が見えてきて楽しいですね。
ふと、近くにいたお母さんが「私の前の家は、この下にあったのよ。」と懐かしそうに話しかけてくれました。
この言葉に私は、今目の前にしている景色には私には感じることのできない大切な想いがあることを改めて感じました。
私の実家は大井川の下流にあり、私はずっとここから流れてくる水に支えられて生きてきました。
今こうして、自分の生活を支えてきてくれた水が、どんな風に私のところまできていたのか知ることができ、とてもありがたいと感じます
これから先、同じように水道から出る水を使うにしても、そういったことを知らないまま使うのと、知っていて使うのとでは全く違うこと。
井川の生活を知るということは、遠く離れた場所での生活をも見つめ直す事に繋がっているのですね。
自然と共に、井川の人々の生活を改めてありがたく感じます。
井川の集落を後に、次は井川五郎ダムを見学。
先ほど船で渡ってきた井川湖の水は、今度は電気となって私達の生活の中に取り込まれているのですね。
ここには展示館もあるので、ダムの社会見学も楽しんでくださいね。
ダム見学を楽しんだ後は、廃線小路を歩いて、目指すはアルプスの里の手打ちそばです!
ダム建設資材の運搬に使われていたこの線路は、今は遊歩道として人々が井川の自然を楽しむ場所になっているのですね。
この遊歩道、廃線の上は砂利道。脇は木チップが敷き積まれているのです。
廃線の上を歩くというのもなかなかできない体験で楽しいですが、木チップが敷かれた歩道がふかふかしていて歩きやすいとお母さん方には好評。
わくわく感を楽しみたい方は、廃線の上を。足に負担の少ない道を歩きたい方は、木チップの上を。
なるほど。この二つの道は、嬉しいですね。
歩いてお腹もペコペコです。
お昼は、アルプスの里で井川のお母さん自慢の手打ちそば。
さっき来る途中に、知り合いの方の畑で食べごろのきゅうりを発見し、ちゃっかり頂いてきちゃいました(笑)
人と人の繋がりの深さを感じますね。
美味しいご飯を目の前に、今日の感想や世間話に花が咲き、美味しいご飯がより一層美味しかったです。
こういう時間って素敵ですね。
いつも見ている風景も、ちょっと視点を変えると違うものが見えてきて。
まだまだ知らない井川がいっぱいです。
また、いつもと違う人と見れば、また違った意見が聞けて。
自分では気付けなかった、新たな繋がりも見えてきました。
巡る季節と共に、日々移り変わる井川から、たくさんの発見があった秋の一日でした。
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