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【オクシズコラム⑬】オクシズにも「来訪神」!?

11月29日、ユネスコが「来訪神-仮面、仮装の神々-」を

世界無形文化遺産に登録することを決めました。

異形の姿をした神々が、正月などその年の折々に

集落や家を訪れ、幸福をもたらす。

登録されたのは秋田県の「なまはげ」や鹿児島県の「トシドン」など

我が国を代表する8県10の「来訪神」です。

    

実はオクシズに伝わる民俗芸能の中にも

「来訪神」ともいうべき演目を伝えるものがあります。

    

まずは、藁科川上流、日向集落に伝わる七草祭

七草祭りは一年のはじめに、稲作の所作を予め演じることで

その年の豊作を願う「田遊び(たあそび)」と呼ばれる

芸能を奉納することで知られています。

    

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この祭りの途中で登場するのが、

「浜行(はまゆき)」「若魚(わかいお)」という

ひょっとこ面をかぶった道化役です。

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ユーモラスに会場内を練り歩き、

山の幸、海の幸をプレゼントして帰るという演出で、

この祭り一番の人気者といえます。

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その場を盛り上げる道化役である一方、

田遊び芸能を奉納する前に、

シオバナでその場を清めるという

重要な役割を担った登場人物でもあるのです。

   

一方、

オクシズの多くの地域で伝承されている「神楽(かぐら)」では、

「大助(おおすけ)」と呼ばれる来訪神が登場します。

    

大助は100歳を超えるおじいさん。

オクシズで神楽を奉納していると聞き、

はるばる伊勢の国から俵いっぱいの土産物を持って

お祝いにかけつけます。

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井川神楽

    

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横沢神楽

    

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清沢神楽(動画有)

     

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有東木神楽(動画有)

     

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梅ヶ島新田神楽(動画有)

     

      

オクシズの神楽は伊勢から伝わったという伝承があり、

大助は、神楽の成り立ちを象徴する役柄

といってもよさそうです。

見せ場は、

大助とともに舞台に登場する恵比寿(えびす)さんや

会場のお客さんとの即興のやりとり。

アドリブを聞かせながら、面白おかしく

土産物を地域の人々に振舞っていきます。

     

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神楽の伝承者の中でも、

とくに芸達者な人が担う演目です。

   

さらに、梅ヶ島新田の初午祭では、

神楽とともにチキドンという門付け芸が披露されます。

    

チキドンと呼ばれる門付け芸もある (1280x853).jpg

    

若者が思い思いの面をつけて、

「チッキ、チキチキ、チキ、ドンドン・・・」という

独特なお囃子を奏でる中、

家々を門付けて巡ります。

   

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チキドンは、子どもたちの人気者。

「なまはげ」など今回世界無形文化遺産に登録された行事と

よく似ていますよね!

ただし、梅ヶ島新田のチキドンは、

若者の舞台芸から生まれた比較的新しい演目のようです。

そうだとしても戦前からやっていたということですから、

すでに70年以上の年月が流れている梅ヶ島の伝統芸。

今ではチキドン見たさに、

よそからも大勢のお客さんが詰めかけるようになりました。

皆さんもぜひ、オクシズ各地の伝統行事、

訪ねてみてください。

各地の行事の開催時期は、

随時このホームページでもお知らせしていきます!