オクシズ推シ!

オクシズ推シ!

記事一覧

過去の記事

オクシズ推シ! ニュース

【オクシズコラム⑫】風景を味わう―在来にんにく―

にんにく (1280x848).jpg

『ほれ、このニンニク食べてみぃ』

「あーっと、食べたいですけど明日も仕事なんで・・・」

『だぁーいじょうぶ、井川のニンニクは匂いが残らんで食ってみょー』

「・・・」

     

こんがりと焼かれた美味しそうなニンニクを

半信半疑で口にしたのが、"在来にんにく"との出会いでした。

   

一粒とはいえ、今までの経験上

間違いなく明日には、周りの同僚から嫌な顔をされると

覚悟を決めていたのに、

本当に次の日には匂いが消えている!

    

だからといって薄味なのかなといえば、そうではなく、

むしろコクがあって粘り気も強い。

なんとも不思議なニンニクです。

⑦-1にんにく畑 (1280x848).jpg

井川地区で世代を越えて受け継がれてきた"在来にんにく"は

皮の色が赤く、たいそう小粒なところに特徴があります。

IMGP6385 (1280x848).jpg

     

井川では、ニンニクのことをオオビル(大蒜)と呼んでいます。

これは平安時代に編まれた「和名抄」にも出てくる古い呼称です。

       

中央アジア原産といわれるニンニクは、

わが国でも古来より香辛料、また薬として珍重されてきました。

     

写真は、狩猟を終えた井川の猟師たちが、

猟の成功を神に感謝するサチイワイ(幸祝い)の様子です。

IMGP3036 (1280x848).jpg

井川の人々にとってニンニクは、

肉の毒気と生臭さを消し、さらには肉のうまみをも引き立たせる

万能スパイスとして欠かせないアイテム。

        

すりおろしたニンニクを醤油に絡ませ、

獲れたての鹿刺しで舌鼓を打つ!なんて、

なんとも贅沢な山の宴ですよね。

IMGP3038 (1280x848).jpg

    

一方で、ニンニクを家の戸口に吊るすという風習も各地でみられます。

「強力な臭気を発するニンニクで、悪霊を追い払うことができる」

と信じられてきたからです。

西洋のドラキュラ除けの発想と同じですね。

IMGP6274 (1280x848).jpg

オクシズでも清沢や梅ヶ島地区で、

軒先にニンニクを吊るしているお宅をみかけます。

   

ところで、オクシズ清沢地区では、最近になって

この"在来にんにく"を使った新商品が生まれました。

その名も「清沢高原 在来黒にんにく」

IMGP5292 (1280x851).jpg

清沢地区の中でも一番高所にある杉尾地区。

IMGP6190 (1280x848).jpg

IMGP6698 (1280x848) (1280x848).jpg IMGP6720 (1280x848) (1280x848).jpg

その高原の一角で育てられた"在来にんにく"を発酵させ、

スイーツのような味わいに様変わりさせた黒にんにくは、

疲労回復や美容にも効能があるとされ、

杉尾の加工販売施設「はなのき」の大人気商品になっています。

       

はなのき (1280x848).jpg

IMGP6194 (1280x848).jpg

発酵させると、匂いのもととになるアリシンが抑えられて

ニンニク臭もあまり気になりません。

とくに在来種を使用した黒にんにくは、

現代品種のものと比べても味がしっかりしていて

他では味わえない一品です。

     

いつもは「杉尾はなのき」でしか買うことのできない

「在来黒にんにく」が、

期間限定で、松坂屋静岡店で販売されることになりました。

11月15日(水)~20日(火)まで。

松坂屋静岡店本館1階葵テラスに設けられた

オクシズの特設ブースで販売します!

ぜひお立ち寄りください!