オクシズ推シ!

オクシズ推シ!

記事一覧

過去の記事

オクシズ推シ! ニュース

【オクシズコラム⑩】山里の祈り―秋の祭りを彩る伝統の舞「神楽(かぐら)」―

秋祭りの季節がやってきました!

オクシズで秋の祭典を彩るのは、伝統の舞"神楽"です。

       

IMGP4137.JPG

     

IMGP8220.JPG

       

IMGP5064.JPG

安倍川、藁科川、瀬戸川、大井川各流域の山里には、

いくつかの点で共通の特徴をもった神楽が伝えられていて、

「静岡県中部地方の神楽」として、

国の選択文化財にもなっています。

※文化庁が「記録作成を講ずべき無形の民俗文化財」を選択する制度

      

神楽とは、「神座(かんざ)」「神がかり」などが語源とされ、

そのルーツは、日本神話に出てくる「天岩戸(あめのいわと)」の

アメノウズメの舞にあるともいわれています。

     

オクシズへいつごろ神楽が伝播したのか、

残念ながら、その起源に関する資料は残されていませんが、

大井川最上流部の井川に、

神楽のことが記されている元和3年(1617)の棟札が残されていて、

江戸時代の初期には、

オクシズでも神楽が舞われていたのではないかと考えられています。

     

オクシズの神楽は、天井飾りや舞手の衣装がとても華やかで、

舞の種類も、1人で舞うものから8人で舞うものまで、

また面をつけてユーモラスに舞う演目などバラエティーに富んでいます。

IMGP4845.JPG 写88.JPG

IMGP8119.JPG IMGP9043.JPG

ここで、

「これから神楽を見に行ってみようかな?」

という皆様に、鑑賞のポイントをいくつかご紹介します!

その1 舞手は五方に向かって同じ所作を繰り返す。

IMGP9773.JPG

IMGP5045.JPG

何も知らずに神楽を鑑賞していると、

最初はどの舞も同じように見えてしまいます・・・。

神楽は、基本的に五方に向かって同じ所作を繰り返していきます。

これは神楽が陰陽五行(いんようごぎょう)の思想に基づいて

構成されているもので、

東西南北、中央の五方を祓い清め、

村の安泰を願う芸能であることにちなむのですが、

同じ所作を繰り返す中に舞ごとの工夫が見られます。

      

IMGP5801.JPG

IMGP8155.JPG

手にする道具(採り物といいます)も、太刀や弓、幣束など様々。

ぜひ、舞ごとの違いを見つけながら、

また、所作にどういう想いが込められているのかを考えながら、

鑑賞してみるのも面白いと思います。

その2 神楽の囃子は、笛と太鼓。      

IMGP8283 (1280x851).jpg IMGP3822.JPG

IMGP9670.JPG IMGP4198 (1280x851).jpg

楽人が奏でる囃子の音色も演目ごとに微妙に異なります。

この音色の豊かさも、オクシズの神楽の特徴のひとつです。

その3 天井飾りも見ごたえ十分!     

DSC04178.JPG DSC01260.JPG

IMGP5840.JPG

舞殿の天井飾りも陰陽五行の思想に基づき、

五色の切り紙で華やかに彩られます。

祭りの最後に縁起物として観客に配られますので、

お時間の許す方は、ぜひ、最後まで鑑賞してみてください。

     

その4 面をつけた舞も面白い!    

IMGP9742.JPG 

IMGP5205.JPG IMGP8618.JPG

神楽では、宇須女(うずめ)、恵比寿・大黒(えびす・だいこく)、

鬼(おに)、翁(おきな)など

面をつけて演じる舞も数多く見られます。

勇ましいものから、滑稽なやり取りのあるものまで、

会場がひとつになって楽しめますよ!

その5 地域の人との交流を楽しもう!

IMGP8052.JPGのサムネイル画像

IMGP2132 (800x530).jpg

神楽を鑑賞するだけでは、もったいない!

祭りの場は、出会いの場。

気さくな地域の皆さんとの交流も、楽しんでみてください。

各地の神楽の日程は、次のとおりです。

有東木神楽

日時:10月13日(土) 13時頃~

会場:有東木白髭神社・有東木公民館

井川神楽

日時:11月3日(土) 午前の部・午後の部

会場:井川神社

清沢神楽

日時:11月11日(日) 清沢ふるさと祭り内で3演目程度

会場:静岡市立清沢小学校

※今年度は清沢地区における本格的な神楽の奉納はありません。