市内でたった一人の"漆掻き職人"高橋さんが
昨年、オクシズ清沢地区で掻いた漆の木を使って、
森下木工所の職人さんが、
駿河指物の試作品を制作しました。
鮮やかな黄色ですよね。
決して塗装をしているわけではありません。
漆の木の心材部は、こうした鮮やかな黄色なのです。
漆材は軽いこともあって、樹液を採取するほかに
かつては、材を漁網用の浮き具に利用していました。
今では、漆の産地でもほとんどが利用されずに
処分されているとのことですが、
多彩な職人の集まる静岡では、
漆材を使った製品の開発も考えていくことができそうです!