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井川の里文化を体験①!(南アルプスユネスコ・エコパーク登録推進事業「若者トーク・フォーラム」開催報告・エコツーリズム編)
平成24年10月6日から8日の3日間、南アルプス、井川の未来を考える「若者トーク・フォーラム」が開催されました!
これは、「南アルプス・ユネスコエコパーク登録推進事業」のひとつで、エコパーク登録後の井川地区の振興策や活性化策を、次世代を担う若者に議論・検討してもらおうという事業です。
2泊3日を井川で過ごしながら様々な体験活動を行い、その中で感じ取った井川の魅力・可能性を若者に感じてもらおうという企画で、県内外から集まった大学生50人が、「アート創作班」と「エコツーリズム班」に分かれて活動を行いました。
「エコツーリズム班」は、井川に住む人たちと一緒に様々な体験を行いながら、井川の里文化を学んだり、自然や町並みを楽しみながら2日間を過ごしました。
1日目、一番はじめの体験は、「廃線ウォーク」です!
現在の大井川鉄道は、井川駅が終着駅となっていますが、実はその先にも、ダムの建設時に資材を運ぶための線路が昔はありました。
現在も、廃線区間は枕木と線路が残っています。
普段は一般開放されていない道ですが、今回は地元「南アルプス井川エコツーリズム推進協議会」さんにご案内いただきながら、廃線を歩きながらの自然観察会を行いました☆
井川ダムの展示館からスタート!井川湖を眺めながら、みんなで線路の上を歩きます。
線路の上を歩くなんて、なかなかできない体験ですよね!
「スタンドバイミーみたい!!」なんて興奮する人もいましたよ☆
線路の上をあるきながら、井川エコツーリズム推進協議会の方々が、植物の紹介などをしてくれました!
ちょうど食べ頃を迎えた「アケビ」の実を紹介してくれたり、木肌が瓜(うり)の皮のような樹木「ウリハダカエデ」などを教えてくれました。
普通に歩くと、「植物」「木々」「緑」といった程度にしか感じないことも、地域の人たちと一緒に歩き、「食べれる・食べれない」「ツルを使った地元の工芸品の原料」「この植物で染め物をすると何色になる」なんて情報を教えてもらいながら歩くと、楽しさは倍増です!
いろんな植物があって、いろんな恩恵を受けて里の生活は成り立っているんだな、と感じるものばかりでした☆
廃線区間を終え、井川の本村に向けて引き続き散策です。
こちらは、「夢のつり橋」
つり橋を越え、井川大仏を見学し、市街地とは雰囲気の違う井川本村の集落をとおり、次の会場、井川観光会館へ向かいました。
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◆◆関連リンク◆◆
(廃線は、一般公開されておりませんが、大井川鐡道株式会社のツアーなどで、廃線ウォークにご参加いただくことができます。)
●井川エコツーリズム推進協議会が行う散策ツアー「史跡めぐり」について(静岡県観光局「しず旅」)
●南アルプスユネスコ・エコパーク登録推進事業「若者トーク・フォーラム」開催報告・アート編
●南アルプスユネスコ・エコパーク登録推進事業「若者トーク・フォーラム」開催報告(静岡市広報TV)