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南アルプスがユネスコエコパークの国内推薦を受けることが決定しました!!

平成25年9月4日(水)、日本ユネスコ国内委員会MAB計画分科会の第26回会議が都内で開催され、平成26年のユネスコでの登録に向けて、南アルプス地域がユネスコエコパークの国内推薦を受けることが決定しました!!

 

今後は、国際諮問委員会の審査を経て、平成26年6~7月頃、MAB国際調整理事会で決定される予定です。

 

 

 

【田辺静岡市長コメント】
本日、南アルプスが、ユネスコエコパークの国内推薦を受けましたことは、私たち10市町村が目指そうとする、人と自然とが優しく繋がりあう地域社会の実現に向けて大きく前進するものです。

 

先般、私たち10市町村は、南アルプスの自然環境と、多様な文化の繋がりを共有財産とし、持続的かつ永続的な保全管理と活用に向けて、共同で取り組んでいくことを確認しあい、南アルプスユネスコエコパーク基本合意書を締結しました。

 

この推薦を受けて、本市としましても、南アルプスの優れた自然景観や豊かな生物多様性を守りながら、オクシズ井川地域の活性化に向けて、ユネスコエコパークへの登録実現が、地域間の交流を促進し、人々の心と心を繋ぐ懸け橋となるよう願っています。

 

 

南アルプス.JPG

 

 

【ユネスコエコパークとは】

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が、人間と自然との共生を目指すため、昭和46(1971)年に発足させた「人間と生物圏計画<Man and the Biosphere Reserve : MAB(マブ)>」の中心となる事業のことを指します。ひとことで言えば「地域の自然と文化を守りながら地域社会の発展を目指す」ということです。また、昔から人と自然とが相互に関わりあって共存してきた「里山文化」に象徴される日本の風土に馴染んだ制度とも言われています。

ユネスコエコパークは、地域の皆さんの「ふるさとの自然や文化をいつまでも守っていきたい」と思う気持ちと、そのために、どのように行動していくのかを、地域、行政機関、研究者などが一緒になって考えていくことで、地域の持続可能な発展を目指していこうという取り組みです。
ユネスコエコパークの正式名称は「Biosphere Reserve (生物圏保存地域)」。略して「BR(ビーアール)」とも言われています。

現在、国内では5地域(志賀高原、白山、大台ケ原・大峰山、屋久島、綾)が登録されています。

 

南アルプスのユネスコエコパークは、人と自然とが繋がりあう姿を「高い山、深い谷が育む生物と文化の多様性」と表現し、南アルプスの自然や文化を大切に守りながら、地域社会の発展を目指していきます。静岡市は、南アルプスとの共生文化が息づく井川地区の発展を願い、ユネスコエコパークへの登録を推進しています。
 

 

 

南アルプスユネスコエコパーク登録に向けた取り組みについて(静岡市ホームページ)