大川
藁科川の涼やかな流れと、緑ゆたかなお茶畑と歴史をたっぷり堪能。
藁科川最上流に位置しています。縁側でお茶を振舞うなどあたたかみ溢れた人情が、訪れる方々を癒してくれます。また、聖一国師の生家があり、静岡のお茶の歴史に触れることができます。
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手作りちりとり いただきました♪
山に暮らすNさんの家は、いつ通りかかっても味わい深い表情をしています。
整然と積まれた薪の束。丸太をくりぬいて作りかけた蜂の巣箱。ときどき七輪に鍋がかかっています。ヤマガラが3羽、扉があいて家人が現れるのを待っています。犬がのんびりとしっぽを振って挨拶してくれます。中に入って、年季の入った薪ストーブにあたっていきたい...
そんな庭先で「おおっ、すばらしい」と、携帯のカメラを向けたのがこの写真ですが。その姿をご主人に見られていて、、、わざわざ我が家用に、作ってくださいました(汗)
家に帰って、見ればみるほど、細かい心配りがきいているのに感動しました。それでお礼の電話かたがた、ご主人にお話をうかがってみました。
一斗缶をブリキバサミで加工しておく。ほんとはペンキの缶がいいんだ、錆止めになっているからね。竹は生の方がねばりがある。薄くして角をとったあと、位置を決めて炭火でゆっくりと、裏表をあぶる。作業台の角で直角をだしたら、手早く水で冷やす「こないだは雪があったからそれにつけたけど」。針金は、ねばりがあって錆びないステンレスをつかっている。そのかわり硬くて切り口がとがるから、上部の手が当たるところは銅線にした。あとはバランスだな。うちはばあちゃんが使うから、腰を伸ばせる高さにしたけど、持ち運びに便利なように5センチ低くしたよ。
「廃品利用で、何にもいばることじゃないよ」とおっしゃるのだけれど、こういうものをさっと作れるところが山暮らしの知恵だと、知恵のない者は思うのです。
竹を曲げるには火であぶればよい。そういう知識だけは本で読んで知っています。でもじっさいに自分で竹を切り、加工したことはない。本で読んだり、人の手仕事の話をきいて感心したりしていても、知識ばかりで知恵や経験は身について行かない。
わかったようなつもりで、実際に自分の手を動かしてみると分からないことだらけです。
ずうずうしいですがもうひとつ、ご主人に一斗缶をお願いしました。今度は自分の手で、作ってみようと思っています。
山間地区への移住に興味がお有りの方、、、「中山間地域空き家バンク」をご存知でしょうか。大川地区では、一つ物件が決まりかけているようです。移住の強いミカタになってくれる制度なので、今後の物件情報にご注目ください。
くわしくは、こちらのページをぜひご覧ください。
奥藁科ウェブの会ホームページには、大川地区の情報がたくさん紹介されています。ブログページへのコメントもお待ちしています。
大川小学校ホームページでは、日頃の子どもたちの活動が詳しく掲載されています。
県指定無形民俗文化財「日向の七草祭」2013 もうすぐです!
今年も「日向の七草祭り」(静岡県指定無形民俗文化財指定)の練習が始まりました。2月16日の本番に向けて、4回の日程が組まれています。
舞役には、昨年Uターンしてきた方が加わりました。また、高校生、中学生も笛をふきます。そして今年は、我が家のお父さんもはじめて、七草の笛を務めさせて頂くことになりました。本来は、日向集落で生まれ育った男子のみのお祭りだと承知しているのですが、お声をかけていただけて感激しました。「3年間の集大成のように感じる」(オット談)だそうです。
凍てつく川での禊(みそぎ)も今年がはじめてです(^^ゞ
七草祭りは、400年以上の歴史があるそうです。戦時中もとだえさせることなく、日向の町内会という小さな組織で連綿と続けてきたなんて、一口で言ってしまいますが、大変な努力と結束のたまものでしょう。そして我が家なんぞがその一員となって、中世の人々の歴史と繋がれるなんて...すばらしい経験をさせてもらっているなあと思います。
ぜひ、あたたかい恰好でお越しください。甘酒や手打ちそばもありますよ。
県指定無形民俗文化財「日向の七草祭」
●
*日の出の祈祷 午前10時~ 福田寺
*みそぎ 午後1時 籠沢出合い河川
*夜祭 午後 6時30分~ 福田寺
●場所 朝旭山福田寺 観音堂 (葵区日向)
2013.1.13 大川っ子くらぶ活動「秘密の基地づくり」
新年一回目の子ども会活動は、昨年いちばん人気の高かった「森の秘密の基地づくり」でした。
大川小中学校裏手の、通称「矢上げ辻」と呼ばれる 森の中で行われました。
今回は中学生も二人参加してくれました(「基地づくりはやりたかったんだ~♪」)。2チームに分かれて、それぞれ構想を練りました。周囲の雑木をのこぎりやナタで刈ったり、倒木や飾りのシダ、落ち葉を集めたり。(※地主さんの許可はいただいています)
中には、協力しながらのこぎりを使って、大満足の笑顔を見せる子もいました。
林業家のお父さんが、木の見分け方を指導してくれました。また、昨年大人気だったブランコも再現しようと四苦八苦しましたが、高~い枝にロープがかかった時には大喝采(^-^)大人達までキャーキャーとぶらさがって遊びました。
その間に、何やらトントンしているなと思ったら、シャラかサルスベリでしょうか、幹を手ごろな長さに切って倒木に打ち付ける子どもたち。どうやら、一皮むけるとまっしろな肌になるのが面白い様子です。そういう、何気ない遊びを発見している姿に心なごみました。
子ども会「大川っ子くらぶ」は、小学生のお父さんたちが主になって企画・準備してくれています。また、この春からは、小学校で「放課後子ども教室」制度を取り入れられるよう、保護者有志が活動しはじめています。マチ場でいうところの「学童保育」に近いものですが、いずれも地域の良い点をいかし、協力し合って、こどもの良い環境をととのえていこうという活動でしょう。
子育て環境もばっちりですよ~。
山間地区への移住に興味がお有りの方、、、「中山間地域空家バンク」をご存知でしょうか。大川地区でも、支援員さんのご努力とみなさんのご協力で、物件が出始めています。今後も増える見込みアリです。
くわしくは、こちらのページをぜひご覧ください。
奥藁科ウェブの会ホームページには、大川地区の情報がたくさん紹介されています。ブログページへのコメントもお待ちしています。
大川小学校ホームページでは、日頃の子どもたちの活動が詳しく掲載されています。
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。家族そろって健康に、2013年を無事に迎えることができました。
大みそかは、朝から陽明寺さんで蕎麦の準備に参加し...
しんしんと冷え込む夜、除夜の鐘とともに供して...
元日の祝賀会では、しっかりと長老たちに酔いつぶされ...
と、地元のお付き合いをさせていただいている お父さんであります(^-^)
私も娘たちと一緒に、元日に日向集落の白髭神社さんに詣でました。
境内はすがすがしく清められていました。
3年前に はじめてそこを訪れた時、
大きな杉の木のまわりを、家族四人で手を広げて、ちょうど囲んだなあと思いだしました。
中山間地振興の政策として移住させていただき、3年の期限が間近となりましたが、
おかげさまで来年度以降の賃貸契約がまとまり、大川地区に住み続けられることが決まりました。
今後も大川地区のよいところを、たくさん見つけていきたいし、ご指導いただきたいと思っています。家族ともども、よろしくおねがいいたします。