大川
藁科川の涼やかな流れと、緑ゆたかなお茶畑と歴史をたっぷり堪能。
藁科川最上流に位置しています。縁側でお茶を振舞うなどあたたかみ溢れた人情が、訪れる方々を癒してくれます。また、聖一国師の生家があり、静岡のお茶の歴史に触れることができます。
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移住の希望について
友人の友人が里山暮らしに興味があると、相談を受けました。よい空き家がないかというお問合せです。条件が分からないので、あるともないとも言えませんが、「2年間暮らしてきてのお話もできるから、一度ご連絡ください」と返事をしました。もちろん、大川の情報ページも紹介しました。(^-^)
私たちも少し前まで、同じような立場だったからこそ思うのですが、移住を希望するにしても、さまざまな段階があるでしょう。
漠然と「もっと自然に近いところで暮らしたいなあ」と、あちこちを見て回っている。また、特定の地域に絞って、ゆっくりと地域を見て回っている段階。そこから一歩踏み出して、「お家を貸して下さる方はいませんか」「よい土地は」と、声をかけてみる段階。または今回のように、つてをたどって聞いてみる段階。
具体的に話をスタートするのは勇気がいるし、家族がいるかどうかや、経済的な問題との兼ね合いも、人それぞれでしょう。
山間部=閉鎖的、という紋切り型のイメージがあります。私自身も持っていたし、では実際どうか?と言われれば、「そういう部分もあるにはあるが、予想以上に、受け入れてもらえた嬉しい印象の方が強い」としか言えないです。
ひとつ確かなのは、地域が元気になってほしいという気持ちは、みなさん持っていらっしゃると思います。
また、今は県や市で中山間地政策がさかんになってきているし、サポート体制が進んできています。いわゆる移住希望への視線も、我が家が探していたころとは(ほんの数年前ですが)変わってきているんじゃないかと思います。
貸せる物件がある方も、誰でもよいと思っているわけではないし、借りたい方も、どんな場所でもよいから住みたいというわけではないのは、当たり前のこと。だから一歩を踏み出したからと言って、抜けられなくなるわけではないし(^^ゞ
まずは、ぜひ実際に大川地区に足を運んだり、運動会や収穫祭をおとずれたり、地域の農体験行事などに参加していただいたりしていただきたいです。
お茶だって、買って家で飲むのと、そのお茶が育った場所で(空気、水)飲むのとでは雲泥の差があるのですから。
「我が家は、大川地区との縁があってよかったと、日々感じながら生活しています!」
奥藁科ウェブの会ホームページには、大川地区の情報がたくさん紹介されています。
大川小学校ホームページでは、日頃の子どもたちの活動が詳しく掲載されています。ぜひごらんください。
朴葉もちを作りました
朴の葉っぱは、6月の20日頃か、もうちょっと早くに採るのがよいよ」と教えていただいてから、ずっとこの時期を楽しみにしてきました。朴葉もちは、茶じまい(お茶仕事が終わったとき)などに作られてきたご馳走のようです。湯ノ島温泉の玄国茶屋の、人気商品でもあります。
仕事帰りによる約束をしていたら、Kさんは粉の準備をはじめたところでした。一緒に作るのが念願でもあったので、さっそく一緒に練り始めます。あんこは、「こんなの食べたことがないずらと思って」旬のえんどう豆をつかって、うぐいすあんを作ってくれてありました。
Kさんは慣れた手つきで、計りもしないで上新粉に熱湯をさしていきます。てばやくヘラで練ったあと、両手で器用にこねて、目分量で分けたのに、みんなぴったり同じ大きさでした。それを手のひらで長方形にひろげて、あんこを包むのが最難関です。
「うまくいかないな~」と見せると、
「ほうだなあ。そりゃ恰好がわるいなあ」と容赦ないので、二人で大笑いしました。
Kさんはよく、「言っただけじゃ分からん。実際にやってみないと」といって、芋がらを煮たり、玉ねぎを植えたりを教えてくださいます。朴葉もち一つとっても、随所に長年の工夫があって、一緒に作らせてもらってよかったなあと思いました。
できあがった朴葉もちを、「わたしは良いから、持って行け」蒸し器ごと持って帰りました。親子で大好物なので、娘も大喜びです。うぐいすあんも、豆のしっかりした素朴な味でおいしかった。私もこの味を、しっかり受け継いでいこうと思います。
移住してすぐに植えた 我が家の朴の木も、今年は葉っぱを採れそうです。
山間地区への移住に興味がお有りの方、、、「中山間地域空家バンク」をご存知でしょうか。大川地区でも、支援員さんのご努力とみなさんのご協力で、物件が出始めています。くわしくは、こちらのページをぜひご覧ください。
奥藁科ウェブの会ホームページには、大川地区の情報がたくさん紹介されています。
大川小学校ホームページでは、日頃の子どもたちの活動が詳しく掲載されています。ぜひごらんください。
深刈りの季節です
今シーズン、時々お茶の手伝いに入らせてもらっています。初めての作業が多いですが、山に暮らすことの実際が体感できるので、学ぶことが多いです。
一番茶の刈り入れが終わってホッとしたのもつかの間、膨大な深刈り作業が始まりました。
街に住む友人から、「このごろ山の斜面で、お茶が立ち枯れてるけど・・・」なんて心配されましたが、大丈夫です(^.^)樹形を整えたり、チャの木を若返らせたりの目的で、あえて強く刈り込む作業も必要なのだそうです。
しかし実際に自分がやってみると、深刈りもまた、力の入れように技術があるんだなあと。午前のうちは無駄に力んで、腕がパンパンでした。次第に腹を据わらせるようにして、無理なくできるようにはなってきましたが、それでも大変な作業だと、やってみて感じました。私がやらせてもらえたのは、足場のよいところだから、斜面の具合によってはまた違ってくるのでしょう。
初春から初夏に移り変わっていく山容を眺めながら、朝露にズボンをぐっしょりと濡らして、茶園に働くヨロコビを感じています。
「これうちのお茶だけど、よかったら」と差し出されたお茶に、一年間のどれだけの努力と誇りが詰まっているものか。これまでお気楽にいただいてきたもんだなあと、今年はつくづく感じています。
山間地区への移住に興味がお有りの方、、、「中山間地域空家バンク」をご存知でしょうか。大川地区でも、支援員さんのご努力とみなさんのご協力で、物件が出始めています。くわしくは、こちらのページをぜひご覧ください。
奥藁科ウェブの会ホームページには、大川地区の情報がたくさん紹介されています。
大川小学校ホームページでは、日頃の子どもたちの活動が詳しく掲載されています。ぜひごらんください。