移住者さんの生活記録

ただいま通学合宿中

今年も通学合宿が始まりました。929日から101日までの34日間、陽明寺(日向集落)境内の「深耕庵」という施設をお借りして、小学生が寝泊まりしながら学校に通っています。

 

今年はこども会「大川っ子くらぶ」が主催団体となりました。去年の通学合宿(→こちらに記事があります)の反省を生かしながら、何度か打合せを重ねてきました。

お父さんお母さん方が、それぞれに出来る部分を協力しあって、なるべく一部の人だけに負担がかかりすぎないように工夫されています。

 

泊数が一日増えましたが、日程は去年よりもゆったりめ。最初の二日間は、スケジュールをあまり盛りだくさんにせずに、学校から施設に戻ってお風呂、宿題、ごはん...と、「いつもの生活を、みんなで一緒に」過ごしています。

思い思いにゲームをしたり、下級生が上級生に甘えたりする姿が見られました。

場所がお寺さんなだけに、鐘つきの手伝いもさせていただいています。

 

明日は最後の夜なので、趣向をかえてお父さんたちによるお楽しみ企画、肝試しです(^-^)

保育園児も参加して、さて福田寺さんまで行ってこられるかどうか?また、土曜日には地域で行われている神楽や、おみこし体験もあります。

 

今日は利用団体が重なり、子どもたちはお寺さんの本堂!に、布団を並べて寝ています。二度とできないような経験です(^^ゞありがたいなあ。

 

盗人晩(ぬすっとばん)2011.9.12

日向集落では、地域の皆さんのご好意で、今年も盗人晩の行事がおこなわれました。

昨年盗人晩、今年はもっと広く声をかけていただき、子どもたちのために準備してくださったお宅は16件!そして参加したこどもの数は17.8人!こんなにこどもがいたのかっ?と驚くほどの賑やかさでした。

 

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集合場所は日向停留所。山の端から上がる名月を撮ろうと、ちょうど居合わせたおとうさん達も、子どもたちに目を細めて、昔語りをしてくださいました。

「昔は旧暦815日には生もの(さつまいも、さといも)などを備えて、盗人はしなかった。旧暦913日にまわったもんだ」

「菓子ばっかりじゃなくて酒もあった。そっちは大人の楽しみ」

「その晩は無礼講で、よその奥さんも盗んでよかったもんだ」(えっ??大物のイモですね)などなど。

また、静岡市の生活文化局の方も、地域行事の取材ということで同行されました(写真をご提供いただきました、ありがとうございます)。

 

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盗人らしくもなく「こんばんは~!」「ありがとうございました~!」と家々をまわると、縁側や玄関の上がりかまちには、お月見の供え物とともに、心づくしのお菓子が。

あるお宅には、小さな鏡餅のような供え物があり、引率でついて下さった60代の方が「ほう、めずらしいな。昔は月見だんごは、このへんじゃこういう生餅だったよな」と教えて下さいました。

 

現代は予定された家をまわり、大人の引率がついた盗人晩ですが、その昔は「早いもん勝ち」で夜道を走ったそうです。「食いもんなんかなかったからさあ」という時代、年に一度の許された悪事に、子どもたちは怖さもわすれて家々をまわったことでしょう。

 

大川では、今夜も虫の音がにぎやかです。

 

 

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大川地区に興味を持っていただいた方は、こちらのページもご覧下さい。

奥藁科ウェブの会...地元の若者による、大川地区を紹介するホームページです。掲示板のページ、地元のブロガー紹介のページもあります。ぜひアクセス&コメントください!

大川小学校ホームページ・・・元気な子どもたちの様子をご覧いただけます。

 

 

大川大運動会(9月11日)

今年も大川地区の大イベント、地区・保育園・小中学校合同の運動会が開催されました。

昨年は何しろ、すべてが初めての経験で(^_^;)目新しい物事ばかりでしたが、

今回は、去年とはまた違った目で、運動会をゆっくりと楽しむことができました。

 

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※去年の運動会に関する記事は...

大川大運動会(芝生化の巻)

大川大運動会(組み体操の巻)

大川大運動会(応援合戦の巻)

大川大運動会(与作の巻)

 

開会式でのお話によると、大川大運動会を(冒頭のように合同で)開催するようになって、今年でちょうど20年だということです。準備にはたいへんな人数の、さまざまな立場の方がかかわっているということ。しかもそれを、ずっと変わらない形で続けてきたというところに、今年は感銘を受けました。

こういった全体での行事や、地域の神社等のお祭りを、いかに大川地区の方々が重要視して、大切に守ってこられたかということだと感じます。

 

今年もお昼休みの後で、小中学校合同での応援合戦が行われました。

毎年、中学校生徒が台本を書いて、小学生を指導し、まとめるのが恒例です。今年は例年よりも、夏休み明けの日数が少なかったうえに、長雨がつづいて準備時間が不足したらしいですが。

 

しかし、そんなことは感じさせない見事な応援合戦でした(^.^)

去年も「長エール」の話を書きましたが、今年も紅白の応援団長が、大きく体をそらし、ゆっくりと腕で弧を描きながら、「フレフレ大川」の長エールをしました。

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そして今年は、「みなさんもご一緒にお願いします」と団長が声をかけると、小中学生がいっせいに、応援席の大人たちに声をかけてまわりました。

「おねがいしまーす」「おねがいしまーす」

参加しようと並ぶ人はだんだんと増えて、運動場のトラックをぐるりと囲みました。

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何度も練習してきたせいでしょう、2人の応援団長の長エールは、ややかすれ気味でした。その後、大人も子供も全員で「フレフレ大川」の長エールをしました。

 

大川地区に興味を持っていただいた方は、こちらのページもご覧下さい。

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大川小学校ホームページ・・・元気な子どもたちの様子をご覧いただけます。

朴葉もちと在来茶

大川地区に来てから、柔らかい表情のご老人と言葉を交わせる機会が増えました。山や土と向き合ってきた表情なのでしょう。

湯ノ島地区のKさんの家に伺うと、手ぬぐいをかぶって何やら台所仕事を始めたところでした。ぺったん、ぺったん、、、そのうち出来上がったのは、香り高い朴葉もちでした。

前日にお医者さんに行ったものの、在庫の都合で薬をいただけなかったとのこと。それを町から届けてくれると言うので、お土産にと準備されていたのでした。

 

 

 

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まだあたたかいお餅と一緒に出して下さったお茶は、「在来だけど」。

はじめてだったので「?」とお話しをうかがうと、昭和30年代から40年代にやぶきた茶が広がったが、それ以前から栽培してきたお茶とのこと。収穫量や品質の安定性はかなわないが、すっきりした味わいで「お父さん(だんなさん)が好きだったもんで。ずっと作ってきたけど、今年の1月に抜いちゃった。だもんでこれは、去年のお茶だよ」

初めていただいた大川の在来茶は、深みがあり沁みる味わいでした。沢からひいた水とも相性がよいのでしょう。

このお茶の木がもうないとは、残念でした。在来茶をまだ作っているよという方がいらしたら、ぜひ教えてください。

 

Kさんの口癖は「うれしい」のようです。息子が電話をくれるのもうれしい。なすが上手に育ったのもうれしい。体のぐあいがよいのもうれしい。

それから、湯ノ島の言葉でしょうか、「ほうかあ」という相づちの打ち方が優しいです。イントネーションは、ゆっくりと「ほう」とあがって、「かあ」と下がる。ドソドって感じかな。

川風が、開け放った窓から土間へと通り過ぎて行きました。柱時計がぼんぼんと時を刻み、お仏壇ではお父さんの笑顔と庭のお花が見守ってくれていました。