大川
藁科川の涼やかな流れと、緑ゆたかなお茶畑と歴史をたっぷり堪能。
藁科川最上流に位置しています。縁側でお茶を振舞うなどあたたかみ溢れた人情が、訪れる方々を癒してくれます。また、聖一国師の生家があり、静岡のお茶の歴史に触れることができます。
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過去の記事
10月31日 「芝生でお茶カフェ」開催されました
先日この欄でご案内させていただいた「芝生でお茶カフェ」。昨日開催されました。
11月3日(水曜日)18時~SBS静岡放送のニュース番組でとりあげていただけるようです。ぜひお楽しみに!
芝生は冬にそなえた手入れがほどこされ、この日のために整えていただいたそうです。
呈茶スタッフは
・グリーンティー大川
・お茶しま専科
・栃沢茶を育てる会
・大川茶道倶楽部
・縁側お茶カフェ
来訪者は500円の席料で、何席でも自由にまわれます。それぞれに特色を出して、地域のパネル紹介あり、掛け軸に生け花あり、和服での呈茶あり。厳選されたお茶とお茶菓子をたんのうしました。台風の影響が心配されましたが、予想以上のにぎわいだったようです。
青々とした芝生に設けられた特別席で、すまし顔でいただくお抹茶の味も、
いつもは遊んでくれる大人たちが、真剣な表情で淹れてくださる煎茶の味も、
子ども達の心に残るものと思います。ありがとうございました。
会場を提供した大川中学校の校長先生と、ゆっくりお話させていただく機会がありました。
地域の安全(医療ヘリポートとしての機能)や、交流を願って実現した 校庭芝生化。運動会や、ゲートボールには参加できないご高齢の方も、お茶なら足を運んでいただけるんじゃないか?というのが、アイディアの発端だったそうです。そして、保護者数名をまじえての話となり、大川地区の活性化について、先生の口からも熱い思いがおききできました。とてもよい機会だったと思います。
写真も取り上げたいのですが、残念ながら我が家のデジカメが不調で(涙)他のホームページでアップされたら、リンクさせていただきたいと思います。おたのしみに~。
大川地区に興味をもたれた方は、こちらもご覧ください。
・静岡市立大川中学校ホームページ・・・元気な子どもたちの様子をご覧いただけます。
小学校からのおたよりについて
写真は、先日秋祭りが行われた日の、坂之上の風景です。幟旗がうつくしくはためいています。
今日は、学校から配られる学級通信のことを書きたいと思います。
子供たちがお世話になっている大川小学校は、2学年ごとの複式学級になっています。
1,2年生学級の通信は、基本的には保護者に宛てた内容です。連絡事項に加えて、学習の様子を写真入りで紹介していただいたり、絵日記が転載されていたりします。子供たちの学校での様子が良く分かり安心できますし、「今日はわたしのがのってるよ!」と、子供たちもテレながら励みにしているようです。
3,4年生学級の通信は、朝登校すると、机の上に配られているそうです。担任の先生は、とても目配りの利いた方で、子供たちの行動や発言を細やかにひろいあげ、ほめてくださいます。たとえば「昨日の給食の時間に、○○さんがこんなことをしていました。強制されずにそのようなことができるのはすばらしいことですね!」といった調子です。
そのような先生の姿勢は、宿題のチェックに添えられた一言にも感じられます。
文書でストレートに、よい点をほめられることで、子供たちの自己肯定感がすくすくと育っているのを感じます(^_^)
わたしたち保護者も、クラスメートたちのよい点を知ることができます。親同士のコミュニケーションにもありがたい存在です。
驚かされるのが、この学級通信、ほぼ毎日発行されていることです。
10月22日現在、通し番号は115号となっています(3.4年生学級)。
去年までの学校では、連絡事項があるときのみでしたし、学校での生活の様子はなかなか、見えてきませんでした。そしてそれが、「幼稚園とは違うんだから。小学校ってそういうものなんだろう」と思っていました。
大川小学校の先生方が毎日、どれだけの時間と労力を裂いて、この取り組みを続けていただいているかと思うと頭が下がります。
学校通信は小学校のホームページに掲載されますが、学級通信は私たちだけのたからものです。個人情報が多いから公開も出来ませんが(汗)ほんとは、
「おーい、これって一般的なことじゃないんだからね!大川の先生はすごいんだからね!」
と、大川地区内外のみなさんに自慢したいです(*´艸`)
山間地の小規模校の先生方は、たしかに、指導する児童生徒の数は少ない。しかし だからといって、のんびりできて楽なわけではないでしょう。みなさん寄宿舎に仮住まいされたり、遠距離通勤だったり(朝6時過ぎに先生方の車がやってくるのを、よく見かけます)。ご家庭のある中、大変な苦労だと思います。
子供たちをまんなかにして、両親やおじいちゃんおばあちゃん、地域の方々、そして先生方が、それぞれにできることをニコニコとしながら手をつないでいるような姿。こちらに来て、そんな子育てのイメージを持っています。
大川地区に興味をもたれた方は、こちらもご覧ください。
・静岡市立大川中学校ホームページ・・・元気な子どもたちの様子をご覧いただけます。
手揉み茶の話
先日お茶カフェの告知記事にも書きましたが、茶処・大川に来ていらい、ずいぶん日本茶を飲むようになりました。
友人たちの家の、茶工場で作られたお茶は、それぞれのお宅で個性があると実感しています。新しいお茶を開けるときには、今度はどんなお茶かなとワクワクします。
ママ友によると、例えばママさんバレーの遠征などでも、必ずポットと急須、湯のみ等を持参して「その場で」淹れるとの事。それはもう、当然のお約束なんですね。驚きました。。。
若い世代にもしっかりと、お茶魂は根付いているのですね。
さて先日、こちらに来てから親しくしていただいている方が、自分で作ったという手もみ茶をくださいました。
藁科地区について書かれた本を読むと、その昔、お茶時期になると大川地区には、川根方面から山を越えて、又静岡・焼津方面から川沿いに登って、お茶摘み娘さんたちがたくさん集まったそうです。腕のいいお茶師さんと掛け合いの唄を歌いながら、山の谷間はにぎやかだったのでしょう。昔ながらの手もみの技術、わたしも機会を得て、ぜひ体験してみたいです。
大川中学校でも、先週お茶の手もみ体験会があったようです。都合があわず見学できなかったのが残念(涙)。自分の家がお茶農家だという家は多いですが、手もみは初めてという子どもが多かったはず。すばらしい取り組みだと思います。
手もみ茶の、美しく尖った茶葉にうっとり、急須の中で開いた全形の茶葉にうっとり...。ちょうどPTAで集まる機会もあり、みんなでいただきましたが、さっぱりしていておいしいねと好評でした。
お茶の世界は分け入っても分け入っても、奥深そうです(*^_^*)
さて明日も、大川のお茶を持って仕事にでかけます!
※うつくしい手揉み茶の写真は、清光園さんのブログよりご提供いただきました。
10月7日~9日 通学合宿がありました
地区運動会などの大きな行事が終わり、前期から後期への境目となるこの週、小学1~6年生全学年を対象として、「通学合宿」が行われました。
静岡県の担当部署ホームページを参照すると、通学合宿制度は以下のように解説されています。
学年の異なる小学生が、地域の公民館や寺社など宿泊可能な施設を拠点として、家庭から離れ、共同生活しながら通学するものです。
子どもたちが協力しながら自分たちの力で生活体験することで、親に甘えず自立し、お互いの立場を理解し助け合う心をはぐくむことを目的としています。
また、子どもたちの主体的な活動を支援する立場で"地域の大人たち"が協力することにより、大人同士の結びつきを強めるとともに、地域全体で子どもをはぐくむ意識を高めることも目指しています。
ふだんから学年の垣根を越えて、学校全体で活動することの多い大川小学校ですが、宿泊行事は特別のワクワク感があるようです(^-^)地域の民宿に全面的にご協力いただき、
・ みんなで宿題したり・・・
・ 役割分担して食事作りをしたり・・・
・ もちろんお風呂や布団で騒いだり・・・
・ ラジオ体操もしたね・・・
・ そば打ちに挑戦したり・・・
・ 地域の特産品やゴミ問題を考えたり・・・
・ 二日目の夜にはナゾの手品師が登場したりして、大いに盛り上がりました!
上記の解説にもあるように、この通学合宿は学校行事ではなく、PTAが主体となって行ったので、親御さんたちの協力が不可欠です。それぞれがアイディアを持ち寄り、お手伝いをしあうことで、親同士の結びつきもまた、たのしく広がったように思います。
ちなみに
私は1日目の女子部屋に、同宿しました(*´艸`)
寝ずに騒いだらどうしようかな、でもお泊りって楽しいのよね・・・と心配していましたが、子どもたちは勝手にお布団の割り振りを決めて(二人一組の布団だった)、上級生が下級生の髪を結ぶなどお世話する姿も見られ、感心しました。
でもね、朝5時前からヒソヒソ話でおきてるのは勘弁してよ~(;´Д`)
アンケートや反省会はこれからですが、それぞれに楽しく実り多い内容だったのではないでしょうか。
ちなみに反省会は我が家で、今週開催の予定。え?ただの飲み会じゃないかって?そんなことありませーん!楽しみ楽しみ・・・。
大川地区に興味をもたれた方は、こちらもご覧ください。
・静岡市立大川中学校ホームページ・・・元気な子どもたちの様子をご覧いただけます。
盗人晩のテレビ放映と、市広報掲載のおしらせ
昨日記事に書いた「盗人晩」ですが、地域の方がビデオ撮影されたものが、NHKで放送されるそうです。
日時 10月6日(水)
NHKたっぷり静岡(18:00~19:00) マイビデオのコーナー
関係家族一同、楽しみにしております。ぜひごらんください(^-^ゞ
それから、先日市の広報課の方が見えて、中山間地定住・移住・交流促進事業についての取材を受けました。
次号の市報「静岡気分」に掲載されるということです。
大川地区の魅力について話させていただきましたが、たくさんの方にお伝えできるといいなあと願っています。
盗人晩(ぬすっとばん)
大川地区では秋も深まり、庭のきんもくせいが満開になりました。川遊びでにぎやかだった藁科川の川岸も、ススキやオギが生い茂って静かなたたずまいです。
さて、少し前になりますが、9月の中秋の名月のことです。大川地区の日向集落で、「盗人晩(ぬすっとばん)」という行事が行われました。
ここ何年かは、子どもが少なくなって中断していたそうです。しかし今年、地元の方々が、自主的に声をかけあって復活してくださいました。感謝・感謝!です。
お月見と盗っ人???なんだかわくわくします。ご丁寧に、子ども宛に、こんなお手紙をいただきました。
「お月見会(盗人晩)のお誘い
今年は9月22日が『中秋の名月』です。
おじさんたちが子どもの頃、お月見の夜は縁側にすすきを飾り、だんご、お酒、里芋、栗、柿などをの供えて、秋の収穫に感謝しながら、月を眺めました。
そして、子ども達はよその家に行き、供えてあるだんごや栗などに手を合わせ、だまって袋に入れ盗んできました。
それでも、この晩だけは大人たちは何も言わず、見て見ぬふりをしていたので、毎年このお月見が楽しみでした。
お月見は9月22日の夜の7時ごろ、次のおじさんたち○○さん、○○さん、○○さん・・・がそれぞれの家で待ってるよ。」
ということで、我が家もささやかながら月にお供え物をして、袋と懐中電灯を片手にした娘達を、地域の盗人の親分・・・ではなく引率してくださる大人の方に預け、見送ってきました。おりしも満月は、中空に明るく輝いています。娘は「いやー、ぬすっと日和だねえ♪」と上機嫌で走っていきました。
小学生達の一団は、いつになく許された「夜の悪事(?)」を、ワクワクと楽しんだようです。手提げ袋は、お菓子や果物、手作りのだんごなどでいっぱい。。。翌日、それぞれのお宅にお礼のお手紙を届けると、それにまたお礼状をいただいたり、私たちも久しぶりに楽しかったよ!とお声をかけていだだいたりと、うれしい交流がありました。
「いつも元気な二人の声が聞こえて、おじさんおばさんも元気になります。」一年生にも読めるように、かなが振られた葉書がうれしくて、食卓の脇の掲示板に張り出してあります。