移住者さんの生活記録

学校の畑のおはなし

夏も盛りですね。我が家も他の移住家族のみなさんとおなじように、まわりの方々の温かいご好意で、きゅうりや茄子・トマトといった夏野菜を満喫しています。みなさんホントにまめに、上手に畑を作られているなあと感心しています。だんだんと私たちも、手をかけていきたいところです。

家庭菜園を考えたときに まずアドバイスされたのが、「ハクビシンにやられちゃわないようにね~」ということでした。ハクビシンだけでなく、カラスやアナグマ、庭先にいのししや鹿が来るというお宅も!「えっいのししですか?」と訪ねると、「うん。チャバラ(茶畑)ほじくりかえして、ミミズ食べるだねえ」という返事にまたまたびっくり。

さて、大川小学校に通う娘たちも、学校の畑で夏野菜を育てていました。さつまいも、枝豆、トマト、とうもろこし。縦割りの班にわかれて、水やり当番をしています。1,2年生のクラスでは生活科で、一人ひとりが「自分の苗」に責任を持てるよう、名前をつけて札を立てて育てていました。低学年からそのような活動ができるのはすばらしいと感心しましたし、そんな丁寧な教育の中で、娘が成長したなあと思えたエピソードを紹介させていただきます。

ある日、娘がうなだれて帰ってきました。「○○ちゃんが倒されちゃった」どうやらハクビシンの仕業のようです。まだみるい(若い)実を狙われたようです。「△△ちゃんも泣いてたよ」みんなで荒らされたところを整えて、どうしたらいいか考えている様子を話してくれました。

数日後、行事関係でお迎えに行きました。先生や用務員さん、居合わせた子どもや親たちで協力して、周りに杭をたてて網をめぐらせました。それでも賢い動物たちは、網を破ったり下をくぐったりして入るとか。狙われた場所は繰り返しやられることもあるようです。夜どおし見張るわけにもいかず、後は祈るばかり。

娘はこれで大丈夫だろうとうれしかったらしく、用務員さんにお礼の手紙をかきました。用務員さんからも、あたたかいお返事をいただきました。

 

数日後、夕方一緒に、家の花壇の草むしりをしていたときのこと。

娘がぽつりと言いました。「今日ね、○○ちゃんだめになっちゃった。またやられちゃった。最後の一本だったのに」

「そうかあ」どうやって声をかけたらいいのかなあと、しばらく二人で草をむしりました。「うちも畑はじめられたからさ、来年はおうちでもとうもろこし作ろう。がっちりガードして」

すると娘が、顔をあげてはっきり言いました。「うん、そうする。あのね、同じ名前つけて大事にする」あとから先生にお話をきくと、ずいぶん泣いたと聞きました。それでも顔を上げて、そう言い切った娘に、それまでにない強さを感じました。先生方に、感謝感謝です。

小学生が集まる

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写真は、坂ノ上集落にある大きなネムの木です。丁度見ごろですね。
でも今日は、引っ越してまだ間もない4月のお話です。隣の栃沢集落の子が、日曜日に初めて遊びに来てくれました。
あーよかった、仲良くなれるといいな...とのんびりおやつの準備をはじめると、何やら裏口のほうでガサガサっと人の気配。何事??

あっという間に小学生が8人、家の内外にいました(汗)情報を得て?集落じゅうから集まってきたらしく、自転車がたくさん転がっています。「こんにちはー」「こんにちはー」もちろん異年齢・異学年の集団、男の子も女の子もいます。庭でなわとびしたり、おいかけっこしたり、低学年は四葉のクローバー探しをしたり。

大川に来て、子どもたちの素直さ、人懐こさと、それでいて礼儀正しい一面...には実に実に、驚かされます。それはもう、引越し初日・2日目から感じています。これについてはまた、記事にできればいいなと思っていますが...
大川地区に生まれ育った人は、一度は嫌気がさしてにぎやかな所に出ていきたがる・・・と土地の人からききました。でもこう話してくれた人もいました。娘が大規模校に進学して、「はじめてヤマでの友達関係が宝物だったのが分かった」と話してくれたと。
まだうまく表現できないのものの、「地域にはぐくまれて、地域の宝として育てられると、こういうふうになるのかな」とボンヤリ考えています。

後日、近所の方に「子供の声がしたから響いてきて嬉しかった」と言っていただいてうれしかったです。



大川地区に興味をもたれた方は、こちらもご覧ください。

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静岡市立大川小学校ホームページ・・・ 元気な子どもたちの様子をご覧いただけます。

さかやのむすめ

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既に季節はずれとなってしまいましたが、山里暮らしの魅力のひとつとして、どうしても書いておきたいものがあります。それは・・・山菜の楽しみ。

4月から大川の仲間入りをさせていただいた私たちに、まわりのみなさんは当たり前のように、山の幸を次々とゆずってくださりました。たけのこ、わらび、山うど、たらのめ、しいたけ(ホダ木から直接いただくこともしばしば)。そして山菜の王様といってもいいでしょう・・・「酒屋の娘」

さかやのむすめ?いい名前ですが、正確にはコシアブラというそうです。酒のあてになるから、とか、うぶげが初々しいから、などの説があるようです。名前を知ってから数年間、ずっとあこがれていたのですが、大川では「うーーっす。あんたーら、こんなの食べるう?」の一言でした。食べます食べます!天ぷらのなんという美味。

その後、山持ちの友人に案内してもらって、といっしょに採らせてもらえる機会がありました。山深く静かな杉の林床に、ちょんちょんと5枚の葉っぱを開こうとしている姿に感動しました!パック詰めを買うんじゃない、別のぜいたくを味わえました。娘たちもすぐに他の植物と見分けられるようになって、晩ご飯確保に協力してくれました^_^

写真はやや育ちすぎた芽ですが。山の恵みを堪能する春となりました。



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PTAの活動について

生徒数の多い小学校区から引っ越してきた私たちにとって、大川小学校のPTA活動は、意外なことばかり。予想してきたつもりだったけど、予想を超えて「濃いな~」と感じることが多いです。
プラスの意味で、ですから。念のため^_^

まずは一家庭一役が当たり前だし、兼任も当然アリです。学年的には、我が家は何らかの委員長をする順番に当たるんだと思うのですが、新入りということでご配慮いただいたようでした。それでも分からないことはもちろん多いですが(廃品回収の回り方とか、草刈の慣行とか)、何かと周囲に助けていただいています。
4月には、PTA総会・役員会・新任職員を迎える会と続き、「ひと月にPTA会員ほぼ全家庭が、3度もカオをそろえた」ことになります。これはスゴイ!以前の小学校では考えられません。
総会の雰囲気も和やかで、親も顔の見える関係の中で、子どもたちを地域全体で見守っているのをありがたく感じます。

ちなみに、新任職員を迎える会のときには、夫婦で参加される方も多かったです。我が家は子供を預けられないから無理だな...と思っていたのですが、思いがけなく新しいママ友から「うちで一緒に預かってもらおう」と声をかけてもらって感激しました。

これまでは学校関係の交流会などは「そういう場は苦手だから~」なんて言い訳してパスしてきたことが多かったし、休んでも目立たないし、それで通ってこられたのでした。でもここでは、皆が助け合い、顔を見せあい、暮らしていかなきゃ成り立たない。
それをプラスととらえるか?面倒だととらえるか?は、確かに人それぞれかもしれません。でも、だからこその出会いが得られるのは確かです、ハイ。

今月末のバルーンバレー大会に向けての練習がはじまりました。「一家庭一人『は』参加してください」という呼びかけが新鮮でした!自分がまた球技をするなんて思ってもみませんでしたが(汗)楽しいです。

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ツバメ騒動

ここ何日か、開け放った玄関にツバメがやってきていました。ピーチュル、ジュルジュルとかわいらしいけど、なにやら天井近くの段になっている部分を気にしている様子。
「巣つくりたいのかね?」
「それにしては遅いと思うけど。そろそろ渡りの準備に入るころだし。
今年生まれた若いのが、遊びに来たんじゃないのかね」
「来年の下見だといいねえ」
カメラを向けても、意外に動じずアクビのようなしぐさをするのがかわいかったです。

翌朝玄関を開けるなり、また来たな~と思っていたら、どうも枝のようなものをくわえていて。それに壁や桟をつついてもいました。2羽、3羽と連れだって廊下を行ったり来たりして、家の中の探索にいそがしい。調べてみたら、オスメスの差は尾の長さでわかるらしく・・・あれあれ、やっぱりつがいじゃないのかな?

「これから巣作って大丈夫なのかな?」「遅れたのが6,7月に子育てする例はあるらしいけど・・・オスが呼び込んじゃったのかな」 さっそくフンも落としていかれました。。。 その日は午後にかけて、あれよあれよという間に、巣作りがはじまってしまいました。玄関の上がりかまちが、枝や泥だらけです。学校から帰ってきた子どもたちは喜んでるし、ツバメに巣を提供するのは、我が家の長年の夢でもありました。が、常に開け放っておくわけにもいかないし、家を明けられないのはどう考えても無理。頼む、鍵の外側にしてくれ~。

家族会議?の結果、玄関の軒下に巣の受け板を設置した上で、玄関を閉めることにしました。
今日は雨が小止みになるたび、何度も玄関先を低空飛行するツバメたちが見られました。家族みんなで気にしています。無念・・・なんとかお引越ししてほしいものです。

ご近所にうかがってみると、ツバメは縁起がいいから、と歓迎する方もいらっしゃいました。ツバメ騒動、続く!(かな?)

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